2023年夏 盆踊りの実行委員長
実は今年度の勝山の盆踊りの実行委員長をつとめました。
それについて今年の盆踊りの個人的な走り書き。
大石始さんの『盆踊りの戦後史』にあるように、ここ最近各地で盆踊りが”復活”してきています。新しい盆踊りを創作する地域もあれば、ユネスコに登録された岡山県の白石島の白石踊り、同じく岡山県の蒜山大宮踊りなど古くから伝えられているものもあります。
1990年代前後からのワールドミュージックというジャンルの興隆含め、グローバル化が進んでいく中で各地のローカルなあり方に注目されているという世界史的な流れも背景にあるのかななどなど思いつつ。
個人的な経歴で言うと、ピアノをメインに演奏しコンテンポラリーダンスなどをはじめとして舞台の音楽も制作してきた自分が、日本の芸能に関わるという180度真逆に見える活動を実際に展開するようになったのは真庭市勝山に移住をしてから。
故郷、日本の良さというものに”目覚めた”からと言うわけではなく、少し前に住んでいた家の裏に90代になる尺八の演奏家で江戸時代からこの地域で踊り継がれてきた「勝山千代萬歳豊稔踊り」の保存会のメンバーでもある方がいたからというのが最初のきっかけ。今では週一でお稽古をつけてもらう師匠と弟子の関係になっている。そして去年から地方のメンバーとしても活動させていただいている。
内田樹氏のレヴィナス関連本を読んできた自分としては師匠と弟子、テキスト、他者ということについてよく考える。大学で先生もしている自分としてもう一度人生について学びたいという欲求があり、”先生”ではなく教えを請う側に身を置く必要性を強く感じていたタイミング。そうしたところに師匠と出会い、尺八はもちろん町のこと伝統のこと、日本の戦争のこと、戦後の流れなどその人の目線での物語をずっと教えてもらっている。そしてそれはなくてはならない貴重な時間となっている。
こうした勝山での関係性がベースとなって今回の盆踊りの実行委員長を務めることとなる。
江戸時代から続く伝統を受け継ぐということの重みは実はまだよく実感していない。
というよりちょっとやそっとではわからないだろうし、頭ではなく身体でわかるものなのだろうと思う。ただ、自分のしたいことというものをいったん傍に置いて地域社会の器になってみる。器になることができるのか否かというそのせめぎ合いを自分自身に見せたかったということなのかなと思う。
話はそれるが大阪にいたとき、関西を離れてあちこちでツアーに行く生活をそれなりにしていたが、ちょっと白けてしまった自分がいる。”よそ者”であるというよりは接待される側のような存在になってしまう危うさ。
作品や演奏を通して人と関わるということそのものをもっと味わい尽くす方向に行きたいな。さらに「個性」というものを置いて、他人に自分の役割を委ねる環境をどこかで持ちたいなという欲求がむくむくと湧き上がってきたということだろう。当事者であり傍観者。天邪鬼なのだろう。
勝山の人たちはタフでしなやかでしたたかだ。江戸時代から代々伝わる環境が生活の中に残っていて、観光地化ではない町の保存のあり方を模索している。東京から行政の方々がやってきて「ここには英語や中国語の看板をたたえた方が良いな。」などと話していたけど、それとはやはり違うのである。
つまりは生活ということ。
そうは言ってももちろん過疎化なのである。
話は戻って盆踊り。新しい盆踊りをするとかこんな盆踊りをやるべきという”正義”を振りかざしがちな”プロデューサー”的発想を捨てて、次の世代に残すことを念頭に身の丈にあった住んでいる人が楽しめる、帰ってこれる場としての盆踊り。そうしたあり方を考えようということで始まった今年度。派手に見せることをせず町の人がそれぞれのペースで関わることができるアプローチ。我々は「持ち寄り盆踊り」というコンセプトを立てた。
チラシは大人が作った下絵に近所の子供達が塗り絵をして町並みに貼っていく。真庭市立中央図書館と共催という形をとり図書館でも盆踊り工作、ワークショップを開催してもらう。会場は中央図書館前駐車場。屋台も自分達で用意。やぐらは立てずみんなで灯籠を作って灯りを灯す。
師匠がおっしゃるには「昭和一桁の時は櫓は立ててない。」ということ。それならこれまで負担になっていた作業=戦後のあり方をちょっと横に置いてみるのも良いなという話である。
それでいて人との会話はそれ以上に増やしたい。なんだか社会実験なのである。
「領民の融和のために踊り伝えられてきた」という勝山千代萬歳豊稔踊り。そし盆踊りという”場”とそれに向けての町の時間。
なんだか綺麗事に思われるようなことを散々書いてきたがもう一つ。「勝山千代萬歳豊稔踊り」は歌、太鼓、尺八、三味線という地方による生演奏なのである。音楽家として自分の演奏で町の人が踊るという現場。参加せずにはいられないのである。そして師匠と何度も現場を踏みたい。それが一番の動機かもしれない。
話はとっ散らかるわけだが、ここの記事で最後に一つ。
今回の実行委員会「勝山踊りましょう会」メンバーは若手中心で地元出身のメンバーから移住してきたメンバーまで女性、男性含めわいわいやってきた。
たいへん心強かった。
巻き込まれてくれて本当に感謝です。
それではまた来年もちよりましょう。
改めてありがとうございました。
写真もみんなからのもちよりです。
【勝山もちより盆踊り 】
□日時:2023年8月13日(日) 17:00〜20:30
□会場:真庭市立中央図書館前
□主催:勝山踊りましょう会、共催:真庭市立中央図書館
映画を聴こう!「gong batu」+ WS +「音の映画 Our Sounds」上映会のお知らせ
映画を聴こう!という内容の上映会@真庭市久世ビクトリィシアター
ございます。
上映作品は瀬戸内北木島を舞台とした「gong batu」。高梁市の日本語教室を舞台としたドキュメンタリー「音の映画 Our Sounds」の二本。
個人的にもサウンド、音楽で関わっている2作品同時に上映となっています。もちろん監督のトークもあります。
さらに久世の商店街を舞台とした町を楽器として見立てる
「町を鳴らそう、響かせよう」
というワークショップも同日開催。
メンバーは江南泰佐、岩本象一、ハブヒロシと揃い踏み。
ビクトリィシアター支配人からのコメントも素敵
「こんにちは、支配人です。
さて今回は、映画を「聴いて」楽しもう!という企画です。
映画館で映画を鑑賞すると、全身でその作品を感受するような体験をしますが、
それでもやはり「目」から受ける情報が圧倒的に多いのではないでしょうか。
もちろん、映像の迫力や美しさを楽しむのも醍醐味ですが、
今回は「耳」をいつもより少ししっかりそば立てて、「聴く映画」の世界を楽しんでいただけたらと思っています。普段とは違う感覚を、ぜひひらいてみてください。
」
よろしくお願いします。
【映画を聴こう!「gong batu」+ WS +「音の映画 Our Sounds」 】
□日時:2023年10月7日土_13:00〜17:00
□出演:江南泰佐、岩本象一、ハブヒロシ
□料金:2000円、25歳以下1500円、高校生以下1000円
□持ち物:スマートフォン、 タブレット、ICレコーダー、 テープレコーダー etc
*録音・再生ができる機器をお持ちください。
□会場:ビクトリィシアター
町と出来事のイベント 「Mountain Tale vol.1」無事終了
町と出来事のイベントと題した今回の1回目はJAZZとサウンドの邂逅。
音楽イベントとは言いつつもサウンドパフォーマンスとJAZZのグループが競演をしてセッションをするということはあまりないと思う。
今回はトランペット奏者田村さん率いるGato Libreと僕が出演。
田村んさんそして藤井さんとは台湾音楽家のシーヤンリーと僕のセッションの時に来ていただいた縁がきっかけ。
ピシッとした落ち着いた音楽で音を噛み締めるようなライブを体験するのは久しぶり。
個人的にも刺激的。良い音というのはそれだけで笑みが溢れる。
トロンボーンの金子さんは岡山で即興のワークショップを月イチでされている。
一度伺いたい。
僕はサウンドのジャングルを会場に散りばめてお客さんも巻き込む形で展開。
最後は二組でセッション。お客さんにも好評でホッとする。
会場は久世のSANCA。旅とてしごとをテーマにしている民具からちょっとした楽器まで揃っている素敵な会場。勝山ではなく久世を会場にしたのはこうしたお店があることはもちろん、久世という町のストリート感が今回のサウンドにマッチするからと閃いたから。
お客さんも満員御礼で大変ありがたかった。
いわば日本のJAZZの生き字引のような人たちとサウンドでのセッションは大変面白かったです。
藤井さんとは今度は東京でピアノの競演を!というオファーもいただきありがたい繋がりをいただく。
というわけでお越しいただいたみなさん。
会場SANCA、Gato Libre、応援していただいているみなさん。
ありがとうございました。
ここに掲載されている写真は津山の大山貴志さん。
素敵な写真感謝です。
【Mountain Tale ー 町と出来事 ー 】
□日時:2023年7月11日(火)19:00start
□出演:Gato Libre(田村 夏樹_トランペット、金子 泰子_トロンボーン、藤井 郷子_アコーディオン)、江南泰佐(Sound)
□料金:2000円+1drink 500円(予約優先・先着30名)
□会場:旅としごと SUNCA. 岡山県真庭市久世2538
2023年7月9日 松島分校美術館にて 「シマノオト」音とテクストとダンスによるパフォーマンス無事終了
シマノオト
身体とテキストとサウンドのチーム。
2022年2月からスタートした倉敷市松島での滞在制作。
会場は松島にあった小学校校舎。
人が住まなくなった瀬戸内の島をどのようにしていくのかという一つの社会実験。
アートの島というには程遠い取り組みかもしれないが少しずつ力を蓄えているのだろうか。
地域おこし協力隊のメンバーが2023年に民宿を始めるなど少しずつ新しい島のあり方を模索し始めている。
こうした最近の動きとリンクしながらの滞在制作そして今回のパフォーマンスとなる。
同時に2023年岡山県で開催されている「アートの今・岡山2023-2024「旅」」参加作品でもある。
松島での作品の内容
まず木枠で立体のキューブを制作。漂流物や島で採取したモノたちをキューブに配置。ただし、内と外を自由に行き来できるよう窓あるいは獣道のような意味合いを持たせるための余白を設ける。このキューブはかつて松島を舞台に繰り広げられていたかもしれない架空の”国”の象徴として設置。
当日はそうしたキューブを舞台に平井優子さん(身体)、山内朋樹さん(テキスト)、江南泰佐(サウンド、音楽)の3人によるパフォーマンスを披露。
具体的には平井優子さんによって作られた松島の架空の物語をベースに彼女自身が島で撮影した映像とダンス。山内朋樹さんによる平井さんの物語をベースにしたテキストと声。そして僕が島で録音してきた地中、海中などで録音されたさまざまなフィールドレコーディング素材。ちなみにこれら音素材は島の漂流物と振動マイクでつなぎ合わされ音を出すようにデザイン。
松島という離島、無人島にも関わらず大勢のお客さんにお越しいただく。
評判もまずまず。
というわけで1年半という松島での長期滞在制作もひとまず終わり。
作品は姿を変えて秋から県内のいくつかの美術館を巡回、来年春岡山市の天神山文化プラザで最終展示をむかえます。
どうなるでしょうか。そちらの案内もまた後日。
お越しいただいたみなさん。
片山康之さん、Wakimura Takujiさんはじめスタッフのみなさん。
平井優子さん、山内朋樹さん
ありがとうございました。
【シマノオト】
◻︎日時:2023年5年7月9日(日)13時〜 ※荒天の場合は7/16に順延
◻︎会場:松島分校美術館
◻︎出演:平井優子、山内朋樹、江南泰佐
◻︎参加費:入場料500円 (旧野崎家住宅入場券をお持ちの方は100円割引)
船運賃(往復) 大人1500円/小学生750円 /未就学児以下無料
◻︎当日のスケジュール: *天候により変更になる場合がございます
10:30 児島観光港にて受付開始
11:00 松島に向けて出航(行き)
11:15 松島到着/美術館見学/松島散策/カフェ・ランチ
13:00 シマノオトによるライブパフォーマンス
15:00 児島観光港に向けて出航(帰り)
◻︎お申し込み 松島分校美術館
イベントホームページ: https://www.matushima-bunko.com/about-3-1
2023年6月17日から7月9日にかけて岡山県真庭市立図書館で開催された音の展示「音のとしょかん」無事終了
2023年6月17日から7月9日にかけて真庭市立図書館で開催された音の展示「音のとしょかん」。
無事に全期間終了。
図書館の館内BGMをフィールドレコーディングした町の音で作ろうという「町の音を館内BGMに」。
そして図書館に置いてある本があたかも喋り出すかのような展示「ほんの気持ち」。
そして「まにわ図書館ラジオ」。
最後にレコードやカセットなどなど好きな音源を持ち寄って図書館でみんなで聞く「もちより音楽カフェ」。
関連イベントが4つありました。なかなかなスケジュールと内容。
そうは言いつつも結構楽しいものだった。
まずは6月27日、28日と真庭市立中央図書館を舞台に開催された「音のとしょかん」ワークショップ振り返り。
初日は館内BGMを町の音で作ろう!というWS。
内容は屋外に出るのはもちろん建物の特性をいかした図書館ジャングルのサウンドトラックを制作したりなどなど。
これまでのフィールドレコーディングのワークショップや音遊びのワークショップは例えば2022年のロームシアター京都や神戸ダンスボックスなどでもダンサーや舞台に立つ人を対象に行ってきたが、町の人による町の人のためのワークショップというのも真っ当に良いなと思う。
子供もかなり参加してもらい、町の音はもちろん図書館のテラスや室内で響く場所を探しそこでセッションを展開するなどいくつかの試みもする。
そして2日目はもしも自分が本になったら何を考える?という「ほんの気持ち」制作WS。図書館に置いてある本たちが突如何やら話だすというインスタレーションの発表に向けて制作とる。これは2022年の旧富山小学校跡地で開催された「杜のアート展」や京都芸術大学での展示、大所帯非楽器アンサンブルPOLY!でも関わった西淀川の「アートターミナル」などで培ってきたアプローチ。
ラジオはもうお馴染み。今回は山本町の竹井さんと真庭市の小中学校の校歌を集めようと言う真庭校歌研究室(正式名称:真庭市立図書館附属みんなの校歌研究室、略称MKK)のスタッフさんで地域おこし協力隊メンバーでもある酒井さんと弁慶さんが登場。図書館側からは館長西川さんと司書の小林さんが登場。
「もちより音楽カフェ」は職場である大阪音楽大学の学生にもサポートしてもらいワイワイ展開。
と盛りだくさんな内容。普段は静かな図書館で音を切り口にいくつかの試みを展開。
音と一口に言っても心地よい音からちょっと癇に障るような音があったりと個々人でさまざま。
音は本当に不思議で魅了的。
打ち合わせはもちろん当日いろいろお手配いただいた図書館のスタッフの皆さん、お越しいただいた真庭の皆様、友人たち。
本当にありがとうございました。
サウンドと声という二種類の切り口から図書館と音というテーマで展示発表が出来ました。
ありがとうございました。
【音のとしょかん】
□展示期間:2023年6月17日(土)~7月9日(日)
□会場:真庭市立中央図書館
□出演:江南泰佐
期間内イベント
①「まちの音あつめ」
□日時:2023年5年5月27日(土)13時30分〜16時
□場所:中央図書館集合、付近を散策
□内容:中央図書館のまわりの「まちの音」をみんなで探して録音します。
②「ほんの気持ちワークショップ」
□日時:2023年5月28日(日)10時〜12時
□場所:中央図書館
□内容:好きな本の気持ちになって、文章を作って朗読し、録音します。
①②どちらも参加費無料で対象は小学生以上、定員は10名です。 申込みは中央図書館までよろしくお願いします。
③「まわに図書館ラジオ」
□日時:2023年6月25日(日)13時から14時ごろ
□場所:真庭市立中央図書館2F
□内容:図書館内だけで聞くことができる番組。町の人をゲストに迎えいろんな話を伺います。
④「もちより音楽カフェ」
□日時:2023年6月25日(日)19:00開始
□会場:真庭市立中央図書館飲食スペース
□内容:レコード、カセット、CDなどなど渾身の一曲をみんなで持ち寄りお話を伺います。
2023年7月9日 松島分校美術館にて 「シマノオト」音とテクストとダンスによるパフォーマンス
瀬戸内倉敷市松島にての滞在制作も3年目に突入。
フィールドレコーディング、身体、テクストという切り口でリサーチ、制作をしてきました。
この度そうした身体、テキスト、サウンドという3人のメンバーによる作品を松島分校美術館にて発表することになりました。
メンバーは平井優子(ダンス)、山内朋樹(文)、江南泰佐(音)。
今は人が住まなくなってしまった松島を舞台に古くて新しい物語を作り上げそれをベースにした作品を制作しています。
タイトルは「シマノオト」。
松島分校美術館が舞台でこのパフォーマンス、展示のイベントは岡山県を舞台に旅をテーマとした「アートの今・岡山」という美術館を巡回する企画のひとつでもあります。
ありがたいことにすでにご予約多数いただいています。
【シマノオト】
◻︎日時:2023年7月9日(日)13時〜
※荒天の場合は7/16に順延
◻︎参加費:入場料500円
(旧野崎家住宅入場券をお持ちの方は100円割引)
船運賃(往復)
大人1500円/小学生750円
/未就学児以下無料
◻︎当日のスケジュール:
*天候により変更になる場合がございます
10:30 児島観光港にて受付開始
11:00 松島に向けて出航(行き)
11:15 松島到着/美術館見学/松島散策/カフェ・ランチ
13:00 シマノオトによるライブパフォーマンス
15:00 児島観光港に向けて出航(帰り)
◻︎お申し込み 松島分校美術館
2023年6月17日~7月9日「音のとしょかん」 町の図書館を楽器として見立ててみる
真庭市勝山の中央図書館にて
中央図書館開館5周年記念イベントを開催させていただくことになりました。
テーマは地元勝山の町のサウンドと図書館なので本から引き出される音や声。
そうしたアプローチから聞こえてくるサウンドを図書館にて展示をすることになりました。
タイトルは
「音のとしょかん」
展示期間は2023年6月17日から7月9日まで。
普段静かな図書館に何やら音の気配が立ち上がる展示をイメージしています。
それにともないワークショップも実施します。
①「まちの音を図書館内のBGMに」
日時:5月27日土曜日13:30から16:00まで
内容:勝山の音をみんなで録音して図書館のBGMにしましょうというものです。
川や用水路の水のサウンド、燕の鳴き声、ちょっとしたご近所さんの会話などなど。
自分達で選んで録音したサウンドを図書館のBGMにしてみませんか。
②「ほんの気持ち」
日時:5月28日日曜日10:00から12:00まで
内容:普段読まれる本たちになってみてセリフを考えて朗読し、館内の本がしゃべりだす展示制作WS。
この期間他にもいろんな音楽、音にまつわるイベントを予定しています。
ぜひ遊びにきて下さい。
【音のとしょかん】
□展示期間:2023年6月17日(土)~7月9日(日)
□会場:真庭市立中央図書館
□出演:江南泰佐
期間内イベント
①「まちの音あつめ」
日時:2023年5年5月27日(土)13時30分〜16時
場所:中央図書館集合、付近を散策 内容・中央図書館のまわりの「まちの音」をみんなで探して録音します。
②「ほんの気持ちワークショップ」
日時:2023年年5月28日(日)10時〜12時
場所:中央図書館
内容:好きな本の気持ちになって、文章を作って朗読し、録音します。
①②どちらも参加費無料で対象は小学生以上、定員は10名です。
申込みは中央図書館までよろしくお願いします。
□会場:真庭市立中央図書館
2023年7月11日 岡山県真庭市にて、町と出来事のイベント Mountain Tale vol.1のお知らせ
2023年7月11日(火)19:00から
Jazzとサウンドパフォーマンスがリンクするライブイベントを真庭市久世にて開催します。
出演は田村 夏樹(トランペット)、金子 泰子(トロンボーン)、藤井 郷子(アコーディオン)によるトリオ編成のJAZZをベースとしたGato Libre。
そして真庭で初のサウンドパフォーマンスを予定している江南泰佐。
Gato Libreは国内外で活動を展開している3名の音楽家によるプロジェクトで無国籍フォークロア、室内楽のような装いをもつ静かでタフな音楽を演奏するグループ。
僕は楽器ではなく日用品を用いたサウンドによる物語を立ち上げていくライブをイメージしています。
会場は今年久世にてオープンしたばかりの"旅とてしごとSUNCA"。
とても気持ち良い空間です。
会場はもちろん音楽、サウンドもイチオシな稀有なブッキングだと思います。真庭市はもちろん岡山県、関西からもぜひお越しください。
お待ちしております。
【Mountain Tale ー 町と出来事 ー 】
□日時:2023年7月11日(火)19:00start
□出演:Gato Libre(田村 夏樹_トランペット、金子 泰子_トロンボーン、藤井 郷子_アコーディオン)、江南泰佐(Sound)
□料金:2000円+1drink 500円(予約優先・先着30名)
□会場:旅としごと SUNCA. 岡山県真庭市久世2538
2023年3月25日〜 4月3日 インスタレーション 大所帯非楽器アンサンブルPOLY!「い・き・の・ね – VERSE TERMINAL –」感想
2023年春に西淀川アートターミナルにて開催されたサウンド、音、気配に焦点を当てた3組のアーティストによるインスタレーションの展覧会も無事に終了。
たくさんの方々にお越しいただきました。
ありがとうございます。
今回は大所帯非楽器アンサンブルPOLY!として初のインスタレーション作品「terminal」を発表。
・作品キャプション
「今回の大所帯非楽器アンサンブルPOLY! の作品制作は、地域の子ども達にも協力してもらいながら会場となる御幣島を含む西淀川区に縁あって存在しているモノを拾い集めることからスタート。集められたモノに込められているであろう物語を各自が想像し、そのストーリーを作成、朗読。その朗読の音声データが組み込まれたmp3プレイヤーと集められたモノを組み合わせた仕掛けを会場に溢れさせることによって地域から想起される様々な物語を、関わった人の数だけ立ち上げようというのが本作品の狙いとなっている。
また音声と音 声の間には子どもたちとのセッションや特殊マイクで録音された船や橋の振動そして水の中のサウンドが挿入されている 。
こうして立ち上がったコエとモノさらには水中・地表・空中のサウンドの集積地を記憶と想像が行き交う terminalと改めて名付けたい。」
今回インスタレーションを制作するにあたって、完成品を他所から持ってきて展示するというものとは違うアプローチで関わりたかったこともあり2022年末から3ヶ月じっくりリサーチを重ねてきた。
2022年度で廃校となった朝鮮学校。西日本で最大のモスク。都市の遺跡(by キュレーター)と化している会場アートターミナル。海抜マイナス110cmであり続けている”御幣島”、西淀川エリア。他所者として関わりながらもなぜか「はい、サヨウナラ」とは単純に言い切れないあの感じを持ちながら活動を続けていくことだと思います。
同じ空間を共有していただいた2組の作家である今今、嶋田晃士さん。
それぞれ大変興味深い作品。
本展覧会に関わってくださった皆様に感謝申し上げます。
〈制作メンバー〉
・大所帯非楽器アンサンブルPOLY!
ア ナ ン ト・ウィ チ ャ ク ソノ、イ ル ボ ン 、金 城 陸 、辰 巳 信 平 、 西田有里、松岡咲子、松田仁美、もうりひとみ、山本雅史、江南泰佐
・ NPO法人西淀川子どもセンター
てけーる、なおり、なの、ななむ、南西
【い・き・の・ね – VERSE TERMINAL –】
□日時:2023年3月25日(土)- 4月3日(月)
開館時間:12:00–19:00 休館日:会期中無休
□会場:西淀川アートターミナル(JR東西線御幣島駅下車)
□参加アーティスト:大所帯非楽器アンサンブルPOLY! | 今今 | 嶋田晃士
キュレーション・展示企画:イルボン(gallery yolcha)
□主催:西淀川アートターミナル運営会議 共催:西淀川区地域振興会
助成:大阪市助成事業
協力:西淀川区役所/公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)
[関連イベント]
◎大所帯非楽器アンサンブルPOLY! _LIVEインスタレーション
・1回目:3月25日(土)12:00~
・2回目:4月2日(日)18:00~
参加無料 当日参加制 定員:20名まで
大所帯非楽器アンサンブルPOLY!が音の展示作品(=サウンド・インスタレーション)を通して街に漂うさまざまな物語を浮かび上がらせます。1回目は初日に皆さんの前で実際に作品の設置を行い、メンバーやプロジェクトに関わってもらう人たちと共に、時に絵を描くように、時に歌うように、時に彫刻のように空間に作品を設置していく様をライヴパフォーマンスとして展開します。2回目は展示されていた配置をさらに再構成。作品が目の前に立ち上がってまた、変容していく様子をご覧ください。
◎アーティストトーク
・3月25日(土)LIVEインスタレーション終了後(13:00頃予定)
観覧無料 当日参加制
登壇者:イルボン、江南 泰佐(大所帯非楽器アンサンブルPOLY!)、今今、藤江徹(NAT館長)
本展の作家、キュレーターと本館館長である藤江徹によるトークイベント。
作品や展示に至るまでのプロセス、コンセプトについて楽しく話し合いながら、西淀川アートターミナルの可能性や地域の未来について考えていきます。
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