FC2ブログ

”耳”なのではない、しかも”身体で聴く”という”聴く”わけでもない。

人にならうということについて。

高橋悠治氏の『きっかけの音楽』に

「ならう とは文字どおり師に倣うこと
はじめから速いものは速く おそいものはおそく 」

とある。

武道の本や古代中国の漢文には「師にならう」ことについて「師の欲求するところのものを希求する」という話がよく出てくる。西洋思想においてもそのような視点はレヴィナスやラカンといった思想家が言及していると本で読んだ。当然ユダヤ教とも関係があるだろうし『旧約聖書』にもそうした話は出てくる。”倣う”ということもまた実は秘技なのだろう。

三味線の演奏時に調子を外してしまった時に素人は手の位置を見るが、名人はどこかを見るわけではなく背筋を伸ばすという旨の文章を他の本で読んだことがある。
少しここから跳躍するがピアノのレッスン時に「自分の出した音をよく聴くように」と指導されるが、「耳で聴く」という表現ではおそらく全てを言い表せないのだろう。自分の演奏に注意していると部分を見てしまいがちだ。「姿勢を正す」ということはまさに秘技であり巻物に書いてある奥義の第一歩なのかもしれない。
「耳で聴いた」から反応として名人は「姿勢を正した」ということも言えるかと思うが、さらに言うとおそらく耳に届く前に姿勢に違和感を覚えるのであろう。あるいは同時か。

”耳”なのではない、しかも”身体で聴く”という”聴く”わけでもない。

そしてこの”解釈”自体が不遜であるとも言える。

古典は奥が深い。

『きっかけの音楽』高橋悠治 2008 みすず書房

メディア”論”序論

15年のラジオDJ歴(民放、ネットラジオ含め)と大学での「メディア論ーラジオ番組制作演習ー」講義1年目を終えて。
メディアについて考える時、メディア”論”になる以前にまず今の自分に立ち上がる考えを記す。


アーティストや音楽家、ダンサーなどでなくても、「誰かに何かを伝えたい」、もっと手前の「話を聞いて欲しい」という気持ちの表れそのものが表現であろう。
それは家族の歴史であったり、自分の小学校の時の思い出であったり、小さい時に友達と作った秘密基地の話であったり、身体が痛くてしんどいという話であったり。そうしたものを「誰かに聞いてほしい」ということから立ち上がっってくるもの=表現として捉える。
地域にとってニーズのある情報、社会にとってニーズのある情報ということだけではなく、もっと個人的なものからなる表現を共有するということを通してコミュニティ・メディアがどんどん立ち上がっていっても良いと思う。
(もちろんそれらは従来パーソナル・メディアに落とし込まれることが多かったと思うが。それでもその延長線上に地域、ローカル・コミュニティで共有し公開できる場があることをイメージしている。この妄想の段階でのメディアの規模はあくまでぼんやりとしたイメージである。)

今年から大学で「ラジオ番組を企画・制作する」という授業を担当しているわけだが、「好きな音楽を自分なりに紹介する」ということで終わるのではなく、様々な表現の場に立ち会うこと、立ち会うことそのものも実は表現であるということを僕自身改めて考えようと思う。

いいなと思う書籍
「コミュニティFMの可能性」北郷裕美
「ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門」パブロ・エルゲラ


評論本の読み方

批評、評論といった本について。
そうした本をカタログとして読んでいることに気がつく。
ページに紹介されている音楽家や作品名、コンセプトをチェックしてて肝心の著者の考えを読んでいない。
研究者の知り合いと話していてどうも話がズレて行くと思ったら関心事が違うのだ。つまり著者の論に対して議論したい人と、そこに紹介されているアーティストについて話したい人と。

そう。そういう話。

庄内つくるオンガク祭2017

庄内つくるオンガク祭2017
日時:2017年8月27日(日)14:00- (終了予定16:00ごろ)
会場:大阪音楽大学O号館101教室

内橋さんと空間現代というWS班の活躍はもちろん、機材等準備もぼちぼち山場に向かう週末。
コミュニケーションからうまれるサウンド以上音楽未満の可能性というところだろうか。
当日は音大生徒とともに音響担当します。

flyer_image.jpg

2016年師走

ライブの感想もあわせ2016年師走のいろいろな動きをメモとして。

2016_12_10「Friends will be Friends vol.13」@PARKER HOUSE ROLL
終了・感想
先日のダンスチーム”オラポポ”とのセッションの公演にて。
まずはみなさんありがとうございました。多幸感に包まれたチームでした。
大人も子供も入り混じってのダンスチームなわけですが、なんといってもまわりの大人達のサポートが本当にすばらしいな、胸を打たれたなという感想です。まとめ役の杉田さんと章子さんも練習の時から本当に丁寧にチームをまとめていく姿勢に頭が下がりました。その中でダンサーの亮君、明斗君、涼太君が「よし、やってやるぞ」という空気を充満させていく。何かを表現せずにはいられない!という衝動に溢れている感じ。今後このチームがどうなっていくのかとても楽しみ。僕のことも本当によくフォローしてくれてたいへん嬉しかったです。ほんとうにありがとうございます。

【Friends will be Friends vol.13】
□日時:2016年12月10日(土)開場17時30分 / 開演18時00分
□出演:オラポポ-orapopo-+江南泰佐 / 沼田里衣 / psycho-tribe / Live Painting 岩瀬ゆか / food 香屋-KOUYA- / 似顔絵 渡辺あふる
□料金:2,000円(別途1drink)
□会場:PARKER HOUSE ROLL
京都市下京区烏丸通松原下る東側五条烏丸町397
メンバーズゴルフビルBF


web用企業のメイキングムービー音源

東京の某shoemakerのメイキングムービーの音楽を担当させてもらっています。
マーシュ彩さん主演の2016年のムービーでも実は担当させてもらっていたのですが、2017年のムービーは八木莉可子さん主演映像。この映像は2017年限定の予定です。


久しく音源リリースはないですが、2017年2月にリリースされる東京代官山のヘアサロンto.さんのコンピレーションアルバム「風を感じる音楽」TOST1 (JAN 4525118065780)に一曲収録されています。楽曲はShima Zoriのリマスターバージョンとなっています。
風を感じる音楽


2017年は香川のユニークな音楽プロジェクトに関わることに。春頃音源もリリース予定。2017年の後半はまた別の文脈の動きがあるかもしれないね。


などなど。
来年は酉年ですね。けっこうけっこう!
プロフィール



-LIVE INFO-
2018_4_26京都
身体と音楽

-MUSIC ALBUM!-
new album
2014.11.18 release
enami Taisuke "f e r m e n t"
(Meister Musik)
最終fermentジャケット案 のコピー
・ゲスト・内容紹介
・試聴


2008.12.3 release
enami Taisuke "HILL"
(Meister Musik) sold out

・内容紹介


-RADIO NEWS!-
オトダマ・ラジオ(KBS京都ラジオ)は2013年9月をもって終了となりました。4年半ありがとうございました。
・オトダマ・ラジオ感想

カテゴリ
カレンダー
07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -