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2014.11.18 release
enami Taisuke "f e r m e n t"
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2008.12.3 release
enami Taisuke "HILL"
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オトダマ・ラジオ(KBS京都ラジオ)は2013年9月をもって終了となりました。4年半ありがとうございました。
・オトダマ・ラジオ感想

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OKI DUB AINU BAND OKI氏 インタビューVol.2

2010年9月23日と30日に放送したOKI DUB AINU BAND OKI氏のインタビューの書きおこしです。
今回は9月30日放送分の書きおこしとなります。前回の分とあわせて楽しんでください。


enami: というわけで今日のゲストは先週に引き続きOKI DUB AINU BANDからオキさん。今日もよろしくおねがいします。飛行機でわざわざありがとうございます。

オキ氏:いえ、今日はヘリコプターで。自家用で。

enami:え?自家用ですか?どこに止めてるんですか。

オキ氏:屋上!屋上にとめてんの。

enami:いいかげんにしてください。

オキ氏:あの、農薬撒くやつ。

enami: まだ喋りますか!

オキ氏:ハイ。ありがとうございます。

enami:先週はアルバムの話をさせていただきましたが、今日はツアーもほぼひと段落したところというわけで、ライブの話を伺って行きたいと思います。

オキ氏:はいはい。

enami:今回のツアーどこ回りましたか?初日は渋谷のクアトロですよね。

オキ氏:えっとね、違う!いやそうだ。クアトロ。うんうん。クアトロですね。
そしてその後北海道帰りました。俺旭川なんですけど、約400km南の函館!次の日札幌に戻り!次の日阿寒湖!阿寒湖終わって阿寒湖終わって、メンバー皆を次の日女満別空港まで送ってって、次の日知床!で旭川かえって、総合距離2500km!

enami:すごいですね。距離!

オキ氏:2500kmを4日で。各地に爆弾を落としていって、17日京都!

enami:京都よかったっすよ。

オキ氏:よかった?

enami:よかったですよ。

オキ氏:良かったんだ。安心した。そこから岡山でしょ。
で、こっからすごいよ!北海道帯広。帯広ってのがあるんだよ。で帯広終わったら次の日青森!縄文フェスティバル。山形行って、秋田にちょい戻り、盛岡いって、大阪造船所ゼッタイムのイベント!出て。もうバラバラですね。人生計画無し!

enami: バラバラですね。

オキ氏:ね。早いもん順で入れてったから。

enami:そうなると、メンバーさん場所場所によって変わってきましたよね。

オキ氏:そそ。俺たちみんなそんなだから。

enami:どういうことですか。

オキ氏:みんなそれぞれいろんなバンドやってるから。黒潮のってるヤツとか、俺は千島寒流だったりして、俺たちみんな回遊魚系ミュージシャンだから。

enami:そんな言葉あるんですかね。みんな集まったり、離れたりして現地集合なわけですね。
で、オキさん。聞くところによるとトンコリ自分でも作るんですよね。

オキ氏:そうなんですよね~。

enami:木材によって音って変わりますか。

オキ氏:かわりますよね。っていうかこれってサーファーが自分で板つくるように、こだわりなんでしょうね。人に任せられないので。もともと彫刻やってたんですよ。

enami:えぇその話は知ってます。

オキ氏:挫折したんですよ。で、その昔やってた杵柄をとって、技術を活かして作った。

enami:年に何本ほどつくるんですか。

オキ氏:年に5・6本いってたんじゃないですかね。今年はまあ2本くらいかな。

enami:じゃ、いまはほぼ満足のものが。

オキ氏:そうですね。今年サハリン行ってきたじゃないですか。サハリンの材木で、むこうの椴松をゲットしてきたんですよ。

enami:おぉ!それ税関でひっかかるんですか?

オキ氏:税関ではひっかからないんですけど、輸送量9000円取られた!

enami:9000円ですんでよかったじゃないですか。

オキ氏:まね。でもトンコリってサハリンの楽器じゃないですか。サハリンの楽器なのでサハリンの木を使ってトンコリを作るのって、今となっては正攻法だと思うんですよね。今となっては。でもサハリンに行くまでそういう発想なかった。今まで北海道で良い木を探してた。

enami:環境によってがらっと発想が変わったってことですか。

オキ氏:そうね。環境によってがらっと変わった。俺本とか読むの好きなんですよ。でもアイヌ文化とか本ではあんまり読まなくて。経験してつかむことの方が好きなんですよね。

enami:そうなんですか。ちょっと先週にも話をしましたが、アルバムの話になります。収録曲にいくつかトラッドとあるじゃないですか。これは教えてもらうんですか? あるいは資料なんですか。

オキ氏:これは資料。そうね音声に残っているものが多いですね。

enami:残ってますか。

オキ氏:うん。それがやっぱり、基礎なんで、それを勉強して、使っていって、使いこなして行き、表現にしていくっていうことを心がけました。

enami:自分なりにっていうことですね。わかりました。
さて、ライブの話に戻りましょう。
お客さんのノリは日本と海外は違いますか。

オキ氏:基本的には違わない。演奏がヘナチョコじゃなければ同じですよね。
でね、こないだお寺で、檀家さんよんでお寺でコンサートってやったんですよ。

enami:えぇ。

オキ氏:札幌で!サハリンの話をしたんですよ。「サハリンっていうところはね。宗谷岬20数kmしかはなれてないのにそこはヨーロッパなんですよ」って話をするために、「日本から20数kmのところにシャラポワが沢山いるんですよ!!!」って言ったのに「しーん(全くウケナイ)」なんですよ。で、日本とどこが違うかさらに説明するために「サハリンではそこかしこにゴルゴのにおいがするんですよ!!!!!」って言ったんですよ!!!!!
普段それ言ったらゼッタイそこ爆笑シーンのはずなのに。お寺でコンサート!檀家さんシーン!
だからそういう場所。場所をわきまえた対応をね、していればね。

でも結構檀家さんのおばぁちゃんのハートわしづかみにしましたよ!あの手この手で。
(かなりの熱の入れよう!)

enami:それトークの話しですか!演奏の話しじゃなくて。

オキ氏:いやいや。あの、いや。トークも演奏も!トークもちゃんとしてないと演奏伝わらないですからね。

enami: そうですそうです。

オキ氏:いやトークの話なんですけどね。

2人:ムフフフ。

enami:というわけで話は続いていくわけですが、ココで曲の紹介行きましょうか。よろしくおねがいします。

オキ氏:えと、なんでしたけ。あ、これか。TOYAってこれ湖のあたりの話なんですけど、歌詞に出てくるフンベってクジラなんですね。けっこう有名なアイヌの歌なんですよね。これクジラがうちあがっている。そんな歌なんですよね。

enami:わかりました。ではどうぞ!

M1:TOYA / OKI DUB AINU BAND 『SAKHALIN ROCK』
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enami:クジラの景色なんですね。

オキ氏:はい。あとそれと火の神様のことも出てきてますし、わりと僕の中では初心といいますか。30過ぎてから北海道帰ってトンコリ弾こうかなって決心したですけど、そうした初々しい自分がこの曲の中にはいるのかな、と思いますね。

enami:裸のオキさんがいる。

オキ氏:naked!

enami:英語にした。

オキ氏:まんまか。そんな曲ですよ。

enami:こうした『サハリンロック』 全部で12曲入っています。
で、先週聞き忘れて一箇所伺いたかったことがあるんですが、フィールドレコーディングしている曲が1曲ありますよね。安藤ウメ子さんのアルバムをプロデュースされたときもそうしたアプローチの曲ありましたが、こだわりがあったんですかね。めちゃくちゃ短いんですけど。

オキ氏:えぇ。基本的には自然の中でフィールドレコーディングしても負けるのわかってんですが、今回あえて、負けるの覚悟でフィールドレコーディングやったんですよ。もうでも寒いって!ものすごいんですよ。しかも流氷が接岸しているような、風を遮るものがないような海岸で。マイクを立ててレコーディングやったんですよ。

enami:自然の威力どころじゃない環境ですからね。

オキ氏:で、風があるんでボボボボって吹かれるんですよ。

enami: マイクがね。

オキ氏:そう。でももう風が無い時を狙ってやろうなんて出来ないからかまわずやっているとどんどん身体が冷えていくの。しかも指は演奏のときは手袋しないんですよ。で、演奏しているとそのとき、指の周りに風が出てくるんですよ。ほんのわずかでも。そうするとだんだん小指から感覚がなくなってくるんですよ。そして小指から感覚なくなってきてから「もう駄目です!これ以上演奏できません!」ってなるのがだいたい50秒前後なの。

enami: それでこの曲こんなに短いんですね。この曲とてもカッコよくって。

オキ氏:マイクも吹いちゃって!もう。

enami:限界!

オキ氏:玄界灘遭難事件。

enami:限界の曲だったんですね。 もちろんこうした頑張った曲「PORONAYSK-23」も収録されています。
さてリリース・ツアーもひと段落ついたわけですが、今後どんな展開を考えていますか。
DUBバージョンとか出したりしますか?

オキ氏:おぉぉぉ!聞きたい?

enami:えぇ、だってOKI ダブ AINU BANDって名前じゃないですか。

オキ氏:そうだよね!あのね。あのガラス越しの、向こうにいるマネージャーでしょ。あの人に、俺がいかに優しくするかによって資金がね。

enami:じゃ、最後僕からOKIさんにアドヴァイス。女性を褒めて褒めて褒めましょうよ。女性綺麗になってもらったらやっぱり嬉しいじゃないですか。最高ですよ。田中さん!綺麗。美しいですよ。

オキ氏:綺麗!美しい!電波通して言っちゃってますよ。ときめいて来ちゃった。

enami: ねぇ。素敵なマネージャーさんですよ。女性も綺麗になって仕事も回って最高じゃないですか!

オキ氏:そうですよね!!!!!

2人:よろしくおねがいします。

enami:それでは最後になってしまいましたが、京都のリスナーにメッセージをよろしくお願いします。

オキ氏:これだけ古い歴史の蓄積された京都ですが、僕らアイヌも負けない歴史を持っています。はるか昔。大陸からやってきたチンギスハンの軍隊を根こそぎやっつけたのがカラフトアイヌです。そんなツワモノアイヌも歴史の中で追いやられてきたんですが、今回『サハリン・ロック』という形でリベンジ出来たんじゃないかと思います。ピースフルなリベンジというわけで。

では最後の曲はそんなアルバムから。口琴の新しいリズムを持ってきました。さしずめフラメンコ・ダブ・サハリン・ロックというわけでKONKON。

enami:OKIさんありがとうございました。

M2:KONKON / OKI DUB AINU BAND『SAKHALIN ROCK』
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となりました。

2週にわたってインタビューをお送りしました。個人的にもとてもうれしかったです。

YOU TUBEにサハリンロックのプロモがアップされていました。




雑誌・活字でのインタビューとは違った、肉声をさらけ出すラジオでのインタビューはライブ感・独特の空間があります。出来るだけインタビューは書き起こしていこうと思っています。去年の菊地成孔さんやALTAN(アイルランド)のインタビューや過去の番組の仕事もUPしているので楽しんでください。

OKI DUB AINU BAND OKI氏 インタビューVol.1

2010年9月23日と9月30日に放送したOKI DUB AINU BAND OKI氏のインタビューの書きおこしです。
まずは9月23日放送分の書きおこしとなります。楽しんでください。


enami: オキさん。はじめまして、よろしくおねがいします。初めてとなりますね。とても嬉しいです。

オキ氏:me too!

enami: ありがとうございます。さて新しいアルバム『サハリンロック』リリースされて、もう2ヶ月ほど経ちました。ツアーの方も終わった感じですが、改めてアルバム聞き返したりしますか。

オキ氏: ツアーは終わりつつあるんですが。アルバムは聴き直さないです。基本的には聞きなおさないですが!ツアーにあたってアルバムでやったことをライブで演奏しなくちゃいけない!この音楽をバンドで演奏できるか!っていうのが課題になるでしょ。だから僕はもう聴かなくて、アルバムを聴くのは皆の出番。

enami: わかりました。では早速アルバムの話です。今回タイトルがずばり「サハリン・ロック」。今まで”アイヌ”という言葉言葉がつくタイトルはありましたが、”サハリン”は初めてですね。 

オキ氏:”アイヌ”名義はなかったっけなぁ。。。

enami:いやいや『DUB AINU』ってありましたよね。

オキ氏:あったあった。そういういい加減なネーミングのものは確かにあったよね。でもサハリンね。カラフトの今の名前なんですよ。かなり大きな島ですよ。

enami:行かれたことは?

オキ氏:今年の1月に!アルバム製作中だったんですけど10日ほどサハリン行ってきました!

enami:満を持して。
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オキ氏:そうですね。これは計画していたわけではないんですけど、こういろいろ運命の運びが作用しまして、アルバム制作しようとした時期とサハリン旅行の時期が一致したんですよ。
真面目に考えたら、「レコーディングあるからやめておくわ」と答えても良かったんですけど。
友だちから電話かかってきて。

「行く?」
「行く?って行けんの?」
「大丈夫!金も用意した!!」
「行く!行きます!!いつ?」
「1月」
「う。。。いくいくいくいく。キャンプ?」
「今回キャンプじゃない」
っていうことで。

いつもキャンプとか一緒に行くヤツなんですけど、「サハリンでキャンプじゃない」っていうことを聞いて、1月にキャンプじゃなかったら行く!ってことになって行きました。

enami:キャンプじゃなくても一月のサハリン寒かったでしょう。

オキ氏:寒いってもんじゃなかったよ。体感いくらかな。パウダースノーってよく言うじゃない。違うの向こうは砂!もう飛んできたらバシバシ当たって痛いの。

いやそれでもいいですよ。サハリンって。
太陽。北緯50度ほどの太陽が西日みたいな角度でくるんですよ。でも夕焼けしてなくて、真っ青な空の中に独特の、あの北の空って感じ。一番印象に残ったのがその強烈な太陽光線。

enami:眩しい?

オキ氏:眩しい。寒かったけど。

enami:行ってよかったですか?作品に落とし込めたんですか。

オキ氏:良かった。なんか確実に全てサハリン旅行のバイブスに「サハリンロック」なりましたからね。
棚から牡丹餅ですよ。棚からって、棚からサハリン!みたいな感じですよ。

enami:棚からサハリンですか!なるほど。ではリスナーにまずはその”棚からサハリン”の1曲を紹介してください。

オキ氏:わかりました!まずは『サハリンロック』

M1:SAKHALINROCK/OKIDUBAINUBAND『SAKHALINROCK』
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enami:お聴きの曲はOKIDUBAINUBANDでSAKHALINROCK。アルバム1曲目に収録されている曲で、すぐあがる曲。僕大好きなんです。

オキ氏:カッコいいでしょ。

enami:えぇ。で、今回のアルバムは今までのアルバムにの中でも「開けた」感じがするんですが、何か心がけたことありますか。

オキ氏:うん。まず最初に決めたのが、音源をあとでバンドで演奏しようと思ったのね。あとでバンドで演奏しなくちゃいけないので、バンドで演奏できるようにっていうことを結構テーマにしたんですよ。

enami:はじめから。

オキ氏:うん。今まではバンドで出来ても出来なくても、とにかくつくっちゃってたんですけど、今回はその手法を止めて、バンドで出来るようにって思ったんだけど、サハリンロックつくってから「こんな早いドラム誰が叩くの!」って思ってね。

enami:バンドのこと考えてないじゃないですか。

オキ氏:そうなんだよね。でもうちのさ、うちのバンドすごいからさ。そのいままで一人でやってた作業を、俺の手を離れ、メンバー皆の手で共有して頑張る!っていう。ダブ・アイヌのスタイルなんですが。つまりそういうみんなで共有するってことをテーマにしていたから「ひろがった」っていう感じがするんだと思います。

enami:なるほどね。今ミュージシャンの話が出たので伺いますが、ゲストミュージシャンにマルコス・スザーノも参加してますね。これ何処で出会ったのですか?海外のフェスですか?

オキ氏:マルコス・スザーノね。いやいや、日本のね、何処だっけかな。東京のちっさいライブハウスでセッションしてて。ぬまざわさんもいてて。そんときバヴァイブスがあって。そん時に”You are immediately invited!”て感じで緊急に招待されて、こっちもニコニコしててホントかななんて思ってたら、去年本当に招待してもらって。そん時に録音してきたヤツなんですけど。

某音楽雑誌で4点つけられて!10点満点中。
なんだか「スザーノが叩いて無い様に聞こえる」だの
「オキは歌わないほうが良かった」だの。
人の仕事ジャマするああいう音楽、なんていうの、感情でモノを言うライターってひどいよね。
俺のトナリに載っていた外国の方2点だった。

※OKIさんエンジンかかってますよ!!!

enami:じゃ、良いほうじゃないですか。

オキ氏:でもさ、内田直之、世界に誇る内田さんのやっている某バンド!L.T.

enami:L.T.!!(わかるっつーの)

オキ氏:そう!そのL.T.は某ミュ・・マガ・・で零点。「こんなのレゲェじゃねぇ」だって。

2人:当たり前だ!

オキ氏:そういうね。俺たちは感情に流されない。だってスザーノと「ウッシッシッシ」って感じでやってたんですよ。

enami:良いですね。マルコス・スザーノって誰と演奏しても、どこで演奏してもマルコス・スザーノですね。全然変わんないですね。

オキ氏:でしょ。出てるでしょ。

enami:うん。貫いていて僕はいっつも面白いなこの人って思ってるんですけど。

オキ氏:カッコよいでしょ。それを4点て!どうよ。ほんとうに4点が。リスナーに、これから皆にジャッジしてもらおうよ。

enami:いいですね!

オキ氏:カッコよいか悪いか。ノッテルかノッテないか。次の曲行きますか!

enami:おぉ!行きますか。

オキ氏:では次の曲!某ミュージック雑誌で4点を付けられたTONKORI MONIMAHPO!フューチャーリングMARCOS SUZANO!レコーディング イン リオデジャネイロ!!!

※打ち合わせと違う曲。話の流れでこうなりました。面白い。
M2:TONKORI MONIMAHPO(FEAT.MARCOS SUZANO) / OKI DUB AINU BAND『SAKHALIN ROCK』
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enami:というわけであっという間に時間となってしまいました。
本日のオトダマラジオ「ゲスト」コーナーはOKI DUB AINU BAND OKIさんでした。
また来週よろしくおねがいします。

オキ氏:もう終わり?わかった。来週も飛行機で飛んできますよ!また来週ね。

enami:えぇ。ありがとうございます。

という感じでした。
後半もお楽しみに。

アルタン・インタビュー書き起こし

遅くなりましたが2009年12月に2週に分けて放送したアルタンのインタビューの書きおこしが出来ました。

アルタンといえば、アイルランドのトラッド・フォーク界のスーパースター。アルバムも10枚リリースしていて、そのどれもが大変素晴らしい内容です。今回は新しいアルバム『アルタン with RTEコンサート・オーケストラ』のリリースに先駆けての日本ツアー。2009年12月9日の滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールでのライブ前の時間にインタビューさせていただきました。

インタビューに受けて頂いたのはアルタンのALTAN(アルタン)からキーラン・トゥーリッシュ(フィドル/以下K)とマレード・ニ・ウィニー(フィドル、ヴォーカル/以下M)です。番組では時間の都合上全てをお送りすることが出来ませんでしたが、あらためてここに全部書き起こしておきます。ファンの方はもちろんそれ以外の方にも是非楽しん欲しいと思います。切に思います。


~インタビュー~
2009年12月ALTANインタビュー
altan_2009_12_1.jpg
写真左がマレード・ニ・ウィニー。右がキーラン・トゥーリッシュ。僕の顔がちょっと赤いですが酔っぱらっているわけではありません。

江南:本日のオトダマラジオ。ゲストは、アイルランドのトラッド・フォーク界のスーパースターのALTAN(アルタン)からキーラン・トゥーリッシュ(フィドル/以下K)とマレード・ニ・ウィニー(フィドル、ヴォーカル/以下M)です。よろしくおねがいします。

K&M:よろしくおねがいします!乾杯ね!(ご機嫌で日本語を最初からとばしてますね)

江南:さてアルタンという名前は、アイルランドの中で最もケルト色が強く残る地域ドニゴール州にある湖の名に由来すると聞きました。今日滋賀県の琵琶湖のほとりでライブです。日本で一番大きな湖で皆に親しまれている湖です。ここで演奏するというのはなにか縁を感じますね。湖から何かヴァイブレーションをうけますか?

M:琵琶湖に来るのは今回初めてです。日本で一番大きな湖と聞き、今回来れて嬉しく思っています。でも1時間前に到着したところで、なにもまだわからいわ!私達の湖とは違っておとなしいわね。ひょっとすると後で飛び込んじゃうかもしれませんよ!

江南:なんでですか!さて、ここからは音楽の話をいろいろさせていただきましょう。アイルランドのトラッド・シーンは日本から見て、今とても元気がある印象です。

K:確かにそうだ!若いバンドがたくさん出てきているよ。

M:昔はトラッドをしているとだいたい「あぁ、彼ね!」とか分かるんですが、今はミュージシャンが多すぎて全然わかりませんね。

江南:アルタンがデビューした当時のトラッドのシーンはどのようなものでしたか。

M:当時はプランクシティー、ダナン、チーフタンズはもちろん、イギリスのバンドのペンタングルなんかがいました。そうした音楽を聴いていたわ。今とはちょっと雰囲気が違う印象ね。

江南:アイルランドのリスナーは、ロックとトラッドどちらも聴く印象ですか?ロック例えばU2なんかが日本でも知られていますが、ロックを聴くリスナーはトラッドを聴かないなんてことはないんですか?

M:それは、ないんじゃない。狭い国だし。なんでも聴いてみるようね。もったいないじゃない。ジャンルで聴かない音楽があるなんて、寂しいことよ。

江南:僕もそう思います。チーフタンズの名前が出たのでここで伺いますが、『Water From the Well』というDVDでアルタンはチーフタンズのメンバーとセッションをしています。アイルランドのトラッド界では世代を超えてセッションすることはよくあるのですか?

K:自分達のスケジュールも忙しいんでなかなか時間がなかったんですが、今回はタイミングよくチーフタンズと出来たんだ。我々にはあまり垣根はなく、自分達より若いバンドとももちろんセッションをしていきたい。そこはやっぱり垣根はないね。

江南:今の話の流れでうかがいますが、僕は以前からアイルランドの音楽は「コミュニケーション・ミュージック」だと感じてきました。アルタンの音楽を聴くと、自分でも参加してみたくなる、例えば手を叩いたり、楽器が弾ける人は引いてみたり、ダンスをしたり、あるいはお酒をのんで、その雰囲気に参加してみたりと。アルタンが「コミュニケーション」という言葉をキーワードにグループで心がけていることを教えてください。

M&K:ひょっとしてアルタンに参加したいの!ハハハ。ダンス?ウフフ。

江南:If possible! ふふふ。

M:やっぱりそれ(コミュニケーション)が音楽の本来あるべき姿で、トラッドは主にダンスミュージックがもとになっていることが多いので、なおさらよね。「コミュニケーション・ミュージック」って良い表現だと思うわ。

江南:ありがとうございます。メンバー同士のコミュニケーションを図る時、結構アルコールを呑みます?

M:呑まないわよ。それは、スタッフがウソの情報を流したのよ!(ウソです)。もちろんメンバー間の間では信頼があり、大切だし愛しています。でも程よい距離感は当然大切よね。

江南:今の話を聞いてアルタンの音楽。ますます、グッきました。
さてコミュニケーションというキーワードでもう一つ。アルタンはアルバムによくメンバー以外のゲストミュージシャンを招いています。バンドによってはゲストを招かないケースもありますが、アルタンはよく招いてますね。

K:そうだね。メンバーもアルタン以外にいろんなプロジェクトを抱えているので、自然と人の流れはスムースだよ。自分も呼ばれれば嬉しいし。そんなこともあって呼ぶんだ。

M:個人的にはアイリッシュ・ハープなんかを自分で演奏して録音してみたいわ。

K:ホント?

M:20年前に買ったわ良いけど、指がつって、演奏できないままね。つめも痛むし。

一同:笑い。爪!

江南:さてここからアルバムの話になります。お待たせしました。我々は今ここに資料が全くないのですが、タイトルを教えてください。

K:『アルタン with RTEコンサート・オーケストラ』っていうんだ。オーケストラとやってる。

江南:オーケストラとするのははじめてですか?またそのアイデァは何時頃から暖めていますか?

K:5年ほど前からずっとタイミングをみていたんだ。オーケストラとすることを。今回のアレンジはフィアクラ・トレンチに頼んだ。ヴァンモリソンやエルビス・コステロと仕事をしてきた人物だ。とても満足している。

※ちなみに、他のアイルランドのトラッドグループでオーケストラと共演しアルバムを作っているのはチーフタンズだけ。「アルタンにとってはチーフタンズの次は私達!という自負も当然あったはずよ」とはスタッフ談。

江南:わかりました。今回の曲のセレクトはどのようになされましたか?またダンス曲のメドレーをオーケストラとやるのは難しくなかったですか?

M:今回のセレクトはとても民主的なプロセスでなされたの。皆に「Wish List」を出してもらって、それをフィアクラ・トレンチに出して。彼の方からオーケストラアレンジに向く曲を教えてもらうやりかたでセレクトは進行していったの。

K:確かに最初自分達でも早いテンポのダンスミュージックを45名もの!オーケストラとやるのは難しいだろうと思っていたが、すごく優秀な人達で仕上がりにも満足しているよ。

江南:歌詞もゲール語のものが中心ですか?

M:そうね。たまたまそうなっちゃうんだけどね。とても綺麗なメロディーだし、歌詞が素敵なものを選んできました。CD国内版には日本語の対訳もついているんでわかりますよ。

江南:アルタンのセレクトする歌の歌詞はとてもユニークなものがおおいですよね。

M:ゲールの歌はとても想像力を書きたてるようなところがあるの。物語を歌うというものではない。だから歌う前にはお客さんに、歌の背景の説明を毎回しているわ。イメージが伝わるようにね。そして歌の80パーセントはラブ・ソングね。これは世界共通の言葉よ!イングリッシュ・バラードは物語的な歌詞が多いの。ソコが違うわ。

江南:なるほど。そういった違いもあるんですね。ありがとうございます。さて最後の質問となります。ボチボチクリスマス・年末ですが、アイルランドでは何か特別な料理を用意するんですか?

M:ちょうど、今夜クリスマスソングも歌うわよ!えぇと料理ならそうね2~3日はかかるわよ!
今私のママが作ってくれているの。ギネスやレーズンを入れて何週間もかけて作るの!それは食べ物ではなくてカクテルよ!ハハハ。

一同:爆笑

江南:では良いお年をお迎え下さい。というわけで本日のゲストはアルタンからキーラン・トゥーリッシュ(フィドル)とマレード・ニ・ウィニー(フィドル、ヴォーカル)でした。ありがとうございます。


忙しい中、メンバーのお二人はもちろん、スタッフの方も含め皆さんありがとうございます。


アルタンのCD情報を載せておきます。
日本盤・特別先行発売!2009.12.7より通販発送開始!
ALTAN『アルタン with RTEコンサート・オーケストラ』
アルタンのより詳しい情報はプランクトンのHPをごらんになってください。

菊地成孔氏 インタビュー書き起こし後半12月3日(木)放送分

「 オトダマラジオ」菊地成孔氏インタビュー書き起こしの後半です。

今回の書き起こし分は12月3日放送分のものです。内容は前回の書き起こし前半と同様2009年11月17日京都KBSホールでの「菊池成孔子とぺぺトルメントアスカラール」のライブのリハーサル前に行われたインタビューのものです。
先日のインタビュー前半部分は「菊池成孔子とぺぺトルメントアスカラール」の基本的なコンセプトのこと、ステージのことでした。今回の後半部分は新しくリリースされた3枚目のアルバム『ニューヨーク・ヘル・ソニック・バレェ』についてのお話となります。夕方5時15分からの番組で放送時間枠は音楽込みで20分というなかでのインタビューとなりました。今回も楽しんでいただれば嬉しいです。
ではどうぞ。

インタビュー後半(12月3日放送分)

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江南:あらためて本日のオトダマラジオ。ゲストは「菊池成孔子とぺぺトルメントアスカラール(以下「ぺぺ」)から菊池成孔子さんです。よろしくお願いします。今回はアルバムについてお話ししていきたいと思います。

菊池:はいはい。よろしくおねがいしま~す。

江南:今回のアルバムの資料を頂きまして、読ませていただいたわけですが、「80年代初頭以降のニューヨーク・イコンをアルバムの随所に散りばめ」とありますが、具体的にはどういうことですか。

菊池:ええと。まず、オペラとかってヨーロッパだけど、ニューヨーク(以後NY)にあるわけで、バレェとかもあるわけで。要するにクラシックって意外とNYにあるじゃないですか。だから一つはNYにある、バレェだったり、モダンダンスだったりとクラシックの要素ね。もう一つはサルサ。NYサルサね。あとはNO NYっていうのがあって、New Waveの前にあったやつ。あぁいったパンキッシュで、ジャリッとしたサウンドみたいな。今回Killing Timeという曲をカバーしてますが、あの曲はフレッド・フリスの「マサカ」(注:フレッド・フリス,ビル・ラズウェル,フレッド・マーによる超個性派トリオが81年に録音した唯一のアルバム。80年代初頭の混沌を詰め込んだ音楽。)というね。あの時代のを全部入れていくっていうね。そんな感じでです。

江南:なるほど。面白いですね。No-NYという言葉やNew Waveという言葉が出ましたが、菊池さんはNew Waver(New Waveを聴いて影響をうけた)ではないんですか?

菊池:もちろんNew Waverです。

江南:タイムリーでTalking Heads(注:1974年、ニューヨーク・パンク・ムーブメントに先駆けて登場したバンド。1980年にはブライン・イーノとのコラボレーションアルバム『リメイン・イン・ライト』を発表。)を聴いていたりですか?

菊池:えっと、うん。ブレイクスルーする前は聴いて無いけど、聴いてましたよ。

江南:そうですか。今回、こうやって、いろいろNYがキーワードとなってアルバムが出来ていますが、
それだけではなく、僕は菊池さんのTOKIOっぽい感じもするんですね。脈々と流れている江戸からの東京の感じ。そういえば歌舞伎町に住まれてますよね?

菊池:そうですね。ま、よくある話ですけど、本人は気がついていないっていうね。でも東京よりもっと東に生まれたんで。

江南:それは?

菊池:千葉の銚子ってって、日本列島で一番東のとこなんで。

江南:なるほど、じゃアメリカと海でそこから繋がって行ったんですね。

菊池:はは。(苦笑)

江南:さて、今回のアルバム。メンバーは前回からは変わっていない?

菊池:昨年出したアルバムと一人変わってます。

江南:それはどなた?

菊池:1stヴァイオリンという!とっても重要なパート。1stヴァイオリンが前に出した「記憶喪失学」というアルバムから吉田君に変わりました。1stバイオリンっていうとても大事な、重要なパートが変わるっていう。

江南:年齢は?

菊池:若いワカイ。まだ20代とか。

江南:そうでしたか。ちょっと面白いなと思ったのは、ぺぺは今までの菊池さんの流れからすると、意外なメンバーで構成されている印象があるんですよ。僕も知り合いなのですがアノニマス徳澤青弦 (vc)さんなども参加してますね。皆さん若いですよね。

菊池:そうですね。前やってたように、知り合いとか呼んでも、だんだん歳ですから、もう46歳になるんで、もうオッサンバンドになってしまうんで。必然若返りますよね。そしてこのバンドはまず、タンゴのバンドネオンが弾ける人がいりますよね。クラシックの人もいりますよね。ハープだったら日本ではクラシックハープしかいないんでね。向こうに行ったらクラシックじゃないハープなんかがいたりするんですね。ギターみたいに弾いたりしてね!まぁ、日本にはそんな人いないんで、芸大から来るっていう。いきおい若返ったということです。で、一番上になっちゃいました!

江南:そうなるんですか。

菊池:えぇ。DCPRGの時はちょうど真ん中だったのが、もう上は僕と大儀見(perc)だけになっちゃいましたね。

江南:感慨深いですね!

菊池:ははは!

江南:あと、ぺぺでは菊池さんVOとられてますよね。サックスプレイヤーがVoをとる!

菊池:まま、昔からジャズでもいましたから。それほど何かあったわけではなく、もう普通に!

江南:そうでしたか。練習とかは?

菊池:全然しない。

江南:家で鏡の前で歌い方のチェックとか、あるいはコンダクトの姿勢のチェックとか!

菊池:ぜんぜんしてない。そんなに作りこまないから。

江南:私生活見えないんですから!

菊池:いやほんと。全然。思い付きですよね!アルバムのことだけですよ。考えんのは。もう少し、考えてやったほうがいいんでしょうけど。

江南:そうでしたか。さてぺぺというグループでは即興の要素は少ないですか。

菊池:そうですね。DCPRGの時のように全体を即興演奏をしてそれを編集していくんだ!という感じでは無いですよね。ちょっとはソロで即興もあるんですけどね。そんなところです。やっぱり作曲作品になりますね。
あと今後ちょっとソロを考えている。

江南:なんと!そうですか。別のバンドやプロジェクトは?

菊池:出来ない出来ない。今手一杯で。2つ以上やったことない。でもソロは考えている!

江南:それは楽しみですね。またそうした今度お話聞かせてくださいね。ありがとうございました。では最後にリスナーにメッセージをお願いします。

菊池:京都は紅葉の綺麗な季節になってきましたね。ふふふ。なんて言ったらいいですかね。京都はこう、一つの異界のところですね。ちょっとSFっぽい所ですね。なので、来るたびで不思議な気持ちになるんですが。そちらに生まれ生活している方々の心情はわかんないんですが。ははははは。

二人:ははははははは。

菊池:ま(放送の時は)ライブこそ終わってしまいましたが、CDを聴いていただいて。ほんと確かに関東の音楽と思いますけどね。こんなのもあるよ!という感じで、聴いてください。よろしくお願いします。

江南:ありがとうございました。


以上となります。
いかがでしたか。またチャンスがあれば、もう少し深いところまで話しが出来ればと思います。
お楽しみに。
12月のオトダマラジオ・インタビュー!もう一つの目玉はお知らせしたようにアイルランドのALTANです。
こちらもお楽しみに。基本日本語-英語-日本語という形でのOn Airとなります。放送日詳細はまたいずれ。

菊地成孔氏 インタビュー書き起こし前半11月26日(木)放送分

「 オトダマラジオ」菊地成孔氏インタビュー書き起こしの前半です。

今回の書き起こし分は11月26日放送分のもので、2009年11月17日京都KBSホールでの「菊池成孔子とぺぺトルメントアスカラール」のライブのリハーサル前に行われたインタビューのものです。インタビュー内容は大きく2つに分かれています。前半は主に「菊池成孔子とぺぺトルメントアスカラール」の基本的なコンセプトのこと、ステージのことを伺いました。後半はアルバムについてのお話となります。夕方5時15分からの番組で放送時間枠は音楽込みで20分というなかでのインタビューとなりました。楽しんでいただれば嬉しいです。どうぞ。


インタビュー前半(11月26日放送分)

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江南:本日のオトダマラジオ。ゲストは、音楽家、文筆家そして大学講師と多岐に渡る活動を展開していらっしゃる菊池成孔子さんにおこしいただきました。よろしくおねがいします。

菊池成孔子氏(以下菊池):よろしくおねがいします。

江南:本日(11月17日)はここ京都はKBS HALLにて「菊池成孔子とぺぺトルメントアスカラール(以下「ぺぺ」のコンサートがあるということで、リハーサル前の楽屋にお邪魔しました。

菊池:はいはい~。

江南:本日は「ぺぺ」についてお話しを伺っていきたいとおもいます。菊池さんのこれまでの活動のなかで、「ぺぺ」は少し特異な活動ではないかな、と思ったりします。現代音楽などの要素も入ってきていますよね。まずは菊池さんのほうから「ぺぺ」の紹介をお願いします。

菊池:6年?うん?もうけっこう長くなりますね。6年前につくりまして。今はなき「Esquire」という雑誌のジャーナリストとして、アルゼンチンに行ったんですね。ブエノスアイレスに。タンゴの取材で。ま、そこでインスパイアを受けてソロアルバムを作りまして。「南米のエリザベステーラー」というアルバムですね。で、そのソロアルバムも出したので、ライブもやらなきゃということで、一夜限りのパーティをですね!やったところ。評判もよく、上手くいったんでそのままずっとやってるという。

江南:そうですか。アイコンとして、今南米とおっしゃったんですが、名前にもそれが出てますよね。

菊池:ぺぺトルメントアスカラールというのはスペイン語で、「ぺぺ」というのが「色男」、「伊達男」という、ま、唐辛子のことなんですけど。で、トルメントが「拷問」っという意味で。

江南:拷問。

菊池:えぇ。で、「アスカラール」が「砂糖、甘い」といった意味で、全体としてちょっとしたS.M.といったような、キツくてエグイ音楽!ま、タンゴとクラシックと現代音楽をミックスして、そこにラテンラウンジにJAZZがくっついている!!という。

江南:そうですか。そういえば、5年ぶりぐらいにお会いしたんですが、5年前もS.M.という言葉はよく発してましたね。

菊池:そうでしたっけ。まぁ、わかりやすいっていうね!

江南:さぁ、そんな「ぺぺ」が新しいアルバムとして10月28日にリリースされております。

菊池:そうです!

江南:タイトルが「ニューヨーク・ヘルソニック・バレェ」。ここでもさきほどおっしゃっていたようなHELL・地獄!という言葉。

二人:苦笑

菊池:ほんとに。好きなんですかね。

江南:で、このレコ発パーティが東京以外ですと名古屋と京都!名古屋は昨日(11月16日)でしたね。スタンデディング?シッティング?

菊池:名古屋はブルーノートです。ブルーノートなんでシッティング。

江南:お客さんはどんな層が多かったんですか。ブルーノートなら女性も多いんですか。

菊池:いやいや。名古屋はおしゃれな!キメている男性が多いでしたね。イタリア料理食べてワイン飲んで!って感じですね。おしゃれな男性が。いますよ!ムフフ。

江南:東京とはお客さんの感じは違いますか。

菊池:うん。違う。東京の方が草食の若者が多いイメージですね。

江南:そうでしたか。じゃ、これから京都でライブということで、今日はどんな感じのお客さんになるでしょうか。楽しみですね。

菊池:そうです。はじめてやるんで、ヒッジョーに楽しみにしております。KBSホールってステンドグラスでしょ。あの前で。お客さんはスタンディング!そそ、ワインも出ます。

江南:ワイン!!!ご自分でセレクト?

菊池:いやいや、えっと京都クラブメトロの林さんにセレクトしてもらって!

二人:林さんに!素晴らしい!!!

江南:KBSホールといったらプロレスはノアの聖地ですが、知ってました?

菊池:もちろん。それで決めたわけじゃないよ。ははは。

江南:それもアリですけどね。ちなみに。京都で菊池さん開場後開演時間までDJをされるんですか?

菊池:しますします。DJ大好きなんです。一番好き!

江南:ホントですか。

菊池:うん。もてなすの好きなの。CDJで!

江南:CDJでって!そういえば、『服は何故音楽を必要とするのか(INFASパブリケーションズ)』で、巻末のインタビューの所で、菊池さん機材話してますもんね。

菊池:そうそう。ああいった話好き。

江南:CDJの何が好きなんですか?触った感じも?

菊池:触った感触も好き。もう毎晩触ってるもん。ほんと好き!!!!!

江南:アナログではまわさないんですか?

菊池:うん。DJ始めた時からCDJ。バイナルでやってた時DJしてないもん。

江南:メーカーは?

菊池:パイオニア。しかも最初の時から買ってました。

江南:あの黒いヤツ!

菊池:そうそう、黒くて、でかくて、×××なやつ。ははは。その後リニューアルしているものも全部買ってる。モニターにしてくんないかな。

江南:違うんですか?

菊池:違う。まぁ、良いけどね。

江南:残念ですね。でも、ということは家には型落ちのCDJがたくさんあるいってことですよね。いただけません?

菊池:実は生徒にあげてる。

江南:残念。でもそうしたCDJでお客さんもてなすんですよね。今日のストーリー出来てます?

菊池:ままね。基本、人がいっぱいいて、パーティやって、騒いで、音楽聴いて、食ってっていうのが大好きですね!

江南:わかりました。機材話でしたね。さて「ぺぺ」の話しにもどりますが、「ぺぺ」!大所帯ですよね。

菊池:大所帯ですね。ステージに11人。

江南:毎回毎回大所帯のバンドやってますよね。スパンクハッピーは2人ですが、DCPRGは大所帯でしたしね。好きなんですか?

菊池:そうでうね。丁度良いっていう4人や3人!でってのが、ちょっと!な感じで。で、去年ダブセクステットというたまには6人でやってみようかっていう、JAZZでは普通の人数で。ちょっと普通でギクシャクするっていう。

江南:なんでですの!で、あとステーングですが、ダンスミュージック!と「ぺぺ」資料にあるのですが、ドラムセットがなくて、バスドラがない。4つ打ちではないんですよね。

菊池:うん。ツインパーカッションってのは狙ってた。キックはない。

江南:さらにハープ!あの楽器はライブの時モニターも大変でしょう。

菊池:そう。だからパーカッションからは離したりして。結構そこは試行錯誤だね。で、大所帯で今回、ジャンルもバラバラのミュージシャンでしょ。クラシックだったり、トライバルな所で演奏している人がいたりと!そういったのが良い。自分ひとりでやっててもつまんないもん。人に任せなきゃ。どんどん。

曲をはさんで後半12月3日放送分へと続きます。

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